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金融知識を誰から学ぶのか?
2022年4月からいよいよ、金融教育が
高校の授業でスタートを切る事になりました。
それ自体は大変喜ばしいことなのですが、
高校の場合、金融教育を家庭科の先生が担当することになっています。
しかし、現時点で起きている問題は
現場の先生方にとっては待ったなし。
何がお伝えしたいと言うと、
そもそも学校の先生ご自身、家庭科の先生自身が
教職課程では金融教育を学んでいないのです。
そして、先生方の多くは、
ご自身で投資や資産形成を経験されたことがない。
その状況の中で、金融教育を教えなければならない、
また、その先生から高校生が最初の知識として
「金融」について学ぶことになります。
かなりの不安が伴います
金融資産の保有率の現実
投資というものに金融知識として
幼き頃から触れているアメリカ人と全く教育を
受けられなかった日本人には大きな差がこの
「金融資産保有率」で明確に出ています。
日本の個人金融資産は、
有価証券(株式、投資信託等)の比率は約15%、
現金・預金は52.5%と預貯金中心であることは明らかです。
一方、アメリカを見ると
有価証券の比率は48%、
現金・預金は13%と投資中心と、
比率がちょうど反対といった数字になっています。
日本の政府が望んでいること
政府も日本人の金融知識の底上げを望んでいます。
その理由は、この金融資産の保有率を見ても
明らかですよね。
しかし、本当に金融知識が定着するのか?
これからトライ&エラーの時代がスタートすることになりそうです。