日本人の貯蓄意識の変化

2013年以降の貯蓄率復活

日本人の貯蓄率というのは、世界的に見ても

非常に高い数字であることは、小さい頃からの教育から

考えても、容易に想像ができるかと思います。

 

内閣府から公表された家計貯蓄率を見てみると、

一旦、低下傾向を示していたのが、2013年度、2014年度とマイナスとなった後は、

徐々に貯蓄率が上昇しています。

 

2020年度は、前年度の3.7%⇒13.1%

大きな伸びであったと言えるのではないでしょうか?

 

 

貯蓄率上昇の要因とは?

1)高齢化社会

高齢化が日本は非常に進んでいます。日本人の平均寿命は

男性81.64歳、女性87.74歳で、過去最高の記録を出しています。

ポイントは、収入が増えて、貯蓄率が

上昇しているのではなく、消費を抑える事で貯蓄率を上げています。

 

これは俯瞰的に見ると、日本の経済を鈍化させる一つの要因です。

man and woman sitting on bench facing sea

 

 

2)財政や社会保障の先行きへの不安

大きなもう一つの理由は、財政や社会保障の先行きに対する不安が出てきたことです。

先行きに不安感が高まると、予備的に貯蓄をする人が増えます。

woman in white top wearing eyeglasses

 

 

貯蓄が本当に私達の老後を支えるのか?

2000万円問題のときに、大きく社会を揺るがした

将来への不安。

 

貯蓄がその解決策だとはどうしても思えません

 

2000万円という金額が高い、低いということではなく、

月額20万円を使う世帯の場合、この2000万円は単純計算で

8年で全てを使い果たさしてしまう事になります

 

貯蓄が減る恐怖

貯蓄は勿論、大きな金額が有ればあるほどよいのですが、

基本的に、労働収入に頼っているほとんどの日本人の場合は、

その収入が無くなった時点から、貯蓄の減少が起こります。

 

収入がない限り、

永遠に減り続けるだけです。

 

厚生年金・国民年金の受給も収入の一つですが、

これからは、いつ、何歳で、この受給をスタートできるのか

不透明です。

 

だとすれば、できる限り、働き続けるか?

それとも今、すぐ資産運用をスタートするか?

 

選択肢は限られているのが今の日本の状況です。

 

何歳になっても

お金がお金を生み出す仕組みを

是非、今から作って頂きたいと思います

 

woman in black shirt wearing eyeglasses

  
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