十分なお金とは?Part 1

アメリカ人の70%が「十分な収入がない」と思っている事実

あなたは十分なお金を稼いでいますか?

実は、多くのアメリカ人がそうであるように、

あなたもそう感じているのではないでしょうか?

 

日本と違って、経済的に力のある米国でも

十分な収入が無いと思っている人が70%もいるのです。

 

また、銀行に十分な預金がない、生活費が上がっている、

最近やりくりが大変だ、と感じているかもしれません。

 

経済の先行き不透明感やインフレの高まりの中で、

これまで以上に、経済的な充足感について心配しないわけにはいきません。

 

では、「十分」とはいったい何なのでしょうか。

また、どれくらいの人が「十分でない」と感じているのでしょうか。

 

1,000人以上のアメリカ人を対象に調査結果がでているので

ご紹介しようと思います。

 

 

 

主な調査結果

アメリカ人の70%が十分な収入がないと感じており、

72%が十分な貯蓄や投資をしていないと感じている。

82%のアメリカ人が、少なくとも1つの重要な支出項目に

対して十分なお金を持っていないと感じている。

66%のアメリカ人が健康関連費用、55%が住居費、

37%が食費に十分なお金を持っていないと感じている

お金が「十分」であるとはどういう意味か?

必要なものは人それぞれかもしれませんが、

それを満たすために苦労していることは、ほとんどの人が共通しています。

 

アメリカ人の大半は給料日前の生活をしており、

生活費を稼ぐのは毎月の努力の積み重ねです。(これは日本でも同じ現象です)

 

では、平均的なアメリカ人は、

自分たちのニーズを満たすためにどれくらいのお金を必要としているのでしょうか?

全体として、回答者の70%が十分な収入を得ていないと

考えていることがわかりました。

 

調査によると、生活費はほとんどの家庭で

平均276ドルも上昇していることを考えると、

人々が十分な収入を得ていないと感じるのも不思議ではありません。

 

2020年の米国国勢調査では、

世帯収入の中央値は67,521ドルでしたが、

十分な収入はこの数字より7,600ドル近く高いと感じています。

 

また、男女別に見ると、女性の76%、

男性の53%が「毎月の収入が十分ではない」と感じており、

女性の76%、男性の60%が「十分な経済的豊かさを得られていない」と

感じていることが分かりました。

 

このような格差は、男女の賃金格差という大きな問題にもつながっています。

 

十分な収入がない、またはないと感じる理由として

最も多かったのは「インフレ」であり、

次いで「給与の不足」「住居費」となっています。

 

インフレがすぐに収まる気配はなく、

この3つの要因はさらに厳しくなる可能性があります。

 

日本にも全く同じ悩みを持つ人が

増えることは確実ですね。

 

次週も引き続き、この話題について

お伝えしていこうと思います。

 

 

 

  
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