強気相場と弱気相場

強気相場とは?

相場の表現方法の一つですが、ブルマーケットと呼ばれることもあります。

これは英語の表現から来ています。

 

ブルという言葉はもともと、

価格やトレンドラインに対する一般的な楽観論ではなく、

投機的な金融商品の事を意味していたと言われています。

 

つまり、この言葉が最初に使われ始めたときというのは

誰かが株価が跳ね上がることを期待して株を買ったということを意味していました。

 

その後、年月が経つにつれて、

この言葉は、投資を行う個人を指す言葉へと発展したと言われています。

 

そして、やがて「価格が上昇する」という一般的な解釈と変わっていったとされています。

 

この用語の別の出典として最も広く理解されているのは、

動物としての雄牛が、楽観的な投資家が相場に期待する方向と

同じ方向に角を突き立てて攻撃することに由来するものであろうと言われています。

 

closeup photo of brown cow

 

弱気相場

上記の強気相場の反対語は弱気相場と言います

また、別名を「ベアマーケット」や「ベア」と呼びます。

ベアは熊の意味で、前足を振り下ろす事から”相場の下落”を意味する言葉となります。

polar bear on snow covered ground during daytime

 

偉大なるバリュー投資家 ジョン・テンプルトン卿の言葉

「Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism, and die on euphoria.」

「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」

(出典:テンプルトン卿の流儀)

 

  • ジョン・テンプルトン卿は、
  • 歴代に残る、株式のバーゲンハンターとして有名で、
  • 1992年に会社を売却したとき、家族で130億ドルを超える資産を保有していたと言われています

 

その彼が強気相場、弱気相場について上記の名言を残しています。

 

意味は市場が落ち込み冷え切った時こそ、強気相場のスタートポイントに

なりやすく、市場が強気になり、幸福感に満たされている時こそ、

強気相場の終焉を意味していると説いています。

 

バリュー投資家の目線で

今、この毎日荒れる相場をどの様に見ていくのか、

学びこそが、大きなリターンをもたらすとジョン・テンプルトン卿が

教えてくれています

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