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年末相場って何だろう?
金融用語辞典を開いて、「年末相場」と検索すると
定義は以下の通りです。
【来年に対する期待感とボーナスなどで資金が豊富なことから買いが入り、
相場全体を盛り上げることを言いますが、
逆に年末資金手当てで換金売りが出て下げる銘柄もあります。】
(出典:auカブコム証券)
つまり、株式市場の長い歴史の中で、
年末には株が上がる可能性が高い、
しかしながら、全ての銘柄が上がるわけではないと
言うことのようです。
12月に入っただけで、多くの人々は、
来年への抱負を口にし、期待を膨らませます。
相場は数値ではなく感情で動く
今年の運勢があまり良くなかった人も、
きっと来年こそは!と気持ちをポジティブに切り替える
いいチャンスではあるし、
今年の運勢が良かった人も、また、
来年も同じように良い運勢が継続するようにと願います。
それに応じて、株式相場も変動している。
非常に面白い現象ですよね。
株式市場が実は、人々の感情に密接にリンクしています。
企業の業績の数値よりも
投資家の感情がリンクしているのがよく分かるのが
年末相場となります。
なんとなく、人間というのは、
今年の区切りとして、今年中になにかを終えないといけないと考えます。
新しい年に向けて、株の購入についても、
年内にけじめを付ける、買ってしまおうという心理が働くのだろうと
言われています。
故に、年末相場は強い、高い印象を受けるのだと思います。
それに反して、1月はというと・・・
全く逆で、相場は落ちると一般的に言われています。
次回は「アノマリー現象について」お伝えします
昔から株式投資には、この根拠もない不思議な現象
「アノマリー現象」というものがあります。
次回はそのことについてお伝えしたいと思います。
年末相場が今年も起きるのか?
そんな視点で是非、株式市場をご覧になってみてください