株とは?株はなぜ儲かるの?

新型コロナの影響も大きいのか、

「株を始めてみたい」という方が増えてきました。

 

しかし、「そもそも株とはどういったものか?」

「株で儲かるとはどういう仕組みか?」といった基本的なことを、

正しく理解できていない方が多いようです。

 

では、まず株について!

株とは、企業がビジネス資金を集めるために発行する証書

企業がビジネスを成長させるためには、どんなことが必要でしょう?

 

新商品の開発や、オフィスや工場などの施設設備を買ったりする

元手となる資金が必要になります。

 

この資金を投資家の方から募って、

ビジネスが大きく成長したあかつきには利益を還元しますよ、

というのが株の基本的な役割です。

 

企業がビジネス資金を集めるためにはどのような方法があるでしょう?

銀行からお金を借りる方法もありますが、

ビジネスが上手くいっていようがいまいが、

期限内に返済しなければなりません。

 

これに対して、株で集めたお金は返済の義務がないので、

企業側からすると長期的な視点で安定した経営ができるというメリットがあります。

 

では、株を買うことで企業に出資するわれわれ投資家のメリットは何でしょう?

株を買った人は、その企業の経営権や利益を受け取る権利が得られます。

つまり、株を買うことは、企業への出資と引き換えに

その企業のオーナーになるということです。

 

オーナーになるということはつまり、

その企業の成長に応じた利益が得られるということです。

これが株を買う側のメリットです。

 

株で儲かる仕組みとは?

利益には大きく3つの種類があります。

では、株を買うことで得られる利益とは具体的には

どのようなものでしょうか? 

 

株で得られる3つの利益について、くわしく解説していきましょう。

 

株で得られる利益には、

  • 値上がり益(売買益)、
  • 配当金、
  • 株主優待

の3種類があります。

 

1値上がり益(売買益)

値上がり益(売買益)とは、株を買った金額と売った金額の差額の利益

このキャピタル・ゲインとも呼ばれる値上がり益が

株式投資の中でも最も大きな儲けになる利益です。

 

たとえば、株価が1,000円の会社の株を100株買ったとします。

この場合、株式の購入金額は10万円です。

 

その株を株価が2,000円に値上がりしたときに全部売ると、売却金額は20万円。

つまり、差額分の10万円を値上がり益(売買益)として得ることができるわけです

 

株が上がったり下がったりする理由は実はたった一つしかありません。

 

投資家が株を購入すれば株価は上昇し、投資家が株を売却すれば株は下落します。

 

たとえば魅力的な新製品が発表され、その株を「欲しい」と思う人が増えると株価は上がります。逆に、ビジネスで失敗して赤字になったなどの悪いニュースが出ると、その株を手放したい人が増えて株価は下がることになります。

 

2配当金

配当金とは、企業が事業で上げた利益の一部を還元してくれるもの

あなたは株を買うことで企業のオーナーになったわけですから、

利益を分けてもらう権利もあります。

 

これが「配当金」というもので、

企業によって1年に1~2回支払われ、金額もそれぞれに異なります。

 

3株主優待

株主優待では、自社製品や金券類などがもらえる

企業が株主に行うサービスに、自社製品を無料でくれたり、

株主ならではの優待価格でサービスを提供したりする、

株主優待と呼ばれる制度があります。

 

値上がり益や配当金のように現金をもらえるわけではないので、

利益とはいえないかもしれませんが、

優待品を現金に換算して利回りを計算すると、

かなりオトク感のある株主優待もあります。

 

株で損することも…ただし出資額以上のマイナスはない

株を買って企業のオーナーになると、

「値上がり益」「配当金」「株主優待」の3つの利益をもらう権利を手にできます。

 

ただし、企業の業績が悪化したら、株価は下がります。

あなたが買った値段よりも下がったなら、損をすることになりますよね。

 

万一、企業が倒産したなら、

その企業の株は価値を失い、出資したお金も戻ってきません。

 

つまり、企業の選択が大変重要であると

わかっていただけましたか?

 

ただし、損をしたとしても、

出資額より大きなマイナスが発生することありません。

 

別の記事にも書きましたが、

株式投資は誰でもできると覚えておきましょう

 

 

 

 

  
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