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企業文化を確かめてみよう!
投資先の企業について、調べる事が基本であるとお伝えしてきたかと思います。
しかしながら、企業文化とは?と問われても、何を見るのか自体も
曖昧なのではないでしょうか?
具体的に言うと、企業の顧客との接し方、従業員への報い方、
環境問題への取り組み方など、企業全体の哲学を意味します。
企業文化が優れている企業は、市場を大きく上回るという研究結果が出ています。
証券会社の人や、銀行の人に良い投資先とは何かを尋ねると、
収益数字、成長数字、比率と並べ立てて説明をしてくれるはずです。
もちろん、財務分析も投資先企業を選ぶ上で重要ですが、
非常に見落とされがちなのが企業文化だと感じています。
企業文化は、その企業全体の理念から、
顧客への接し方、従業員への報い方まで、ビジネスのさまざまな側面をカバーしています。
企業文化はどのようにリサーチをすればよいのでしょうか?
企業リーダーの言葉
企業に投資するとき、あなたは社長が投資を実現してくれることに信頼を置いて
投資をするということになります。
投資する前に、社長や企業の管理職についている人々について、少し検索をしてみましょう。
企業文化と同様、この企業リーダーは貸借対照表のどこにも現れません。
しかし、これは、優れた投資先を見極めようとするときに、最も重要なことの一つなのです。
故スティーブ・ジョブズ氏は賛否両論ある人物でした。
ある人は彼を現代のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼び、
またある人は彼をマーケティングの達人だと評価しています。
いずれにせよ、スティーブ・ジョブズは私たち全員のテクノロジーとの関わり方を
完全に変えた人物です。
スティーブ・ジョブズがアップル社に2度目の在籍中、
株価は2500%以上上昇しました。
ジェフ・ベゾスは、ヘッジファンドでの高給取りの仕事を辞め、
オンラインブックストアを始めました。
絶え間ない努力と革新を通して、彼はAmazon.comを大きく成長させました。
ジェフ・ベゾスは、私たちの検索履歴や購買習慣を利用して商品を推薦する
「予測分析」をいち早く取り入れることで、インターネット活用の方法を一変させました。
まずは、ホームページを検証することから、スタートしていきましょう。
社長の言葉というのは、どの企業もしっかりと明記しています。
この社長の言葉や人となりを知らずに
数字だけを追いかけて、投資をしている人も実際には多いのですが
バリュー投資の概念をお伝えさせていただけるとすれば!
投資家になる=企業オーナーとなる
この概念を持つバリュー投資家は
しっかりと社長の言葉も確認するし、未来への展望に眼も耳も傾けます。
この様に企業文化を知ることこそが投資への足がかりになるはずです。