ETFとは?日本人には合っている商品かも???

ETFとは?

ETFという言葉を聞いたことがありますか?今後投資を始めるあなたにとって

最初に購入を考えるべき物の一つです。何故、最初に考慮すべきなのかも含めて、解説していこうと思います。

 

ETFとはExchange Traded Fundの略称であり、日本語では上場投資信託と言います。文字通り上場された投資信託というわけです。株式のように取引所を通じて、リアルタイムに売買できる投資信託ということです。

 

Exchange=株式市場で

Traded=取引の出来る

Fund=投資信託

 

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実はETFが誕生してからはもう20年が経つのですが、日本では知っている人が限られているのが現実です。ニュースでも時々報道されますが、日本銀行もETFを買い入れています。日銀のETF買入と検索してみると、かなりの金額を買い入れていることが分かると思います。

 

海外の投資家たちの間では大人気の金融商品として昔から注目されていて、日本でも、最近になってようやく、認知されるようになってきたように思います

 

普通の投資信託と何が違うのか?

特筆すべき点はそのコストにあります。株式投資を行う上で、手数料というのは、かなりの鍵になります。つまりこの金額は低ければ低いほど、あなたに取ってメリットがあると考えてください。

 

一般投資信託との手数料の差は?

一般の投資信託⇒0~3%くらい

ETF⇒株式と基本的には全く同じで、非常に安い

 

信託報酬(運用管理費用)の手数料の差は?

一般の投資信託⇒少なくても0.5%くらい

ETF⇒0.07%~0.2%

 

つまり、ETFの大きな特長は購入から管理にいたるまでのコストが低いという点です。

(最近ではノーロードという形で購入時に手数料が発生しない場合も増えました)

 

また、価格が変動するタイミングにも違いがあります。一般の投資信託だと1日1回しか価格が変動しないのに対し、ETFは株式のように市場が開いている間は常にリアルタイムで価格が変動します。

 

普通の投資信託の場合は、特にドルコスト平均法などの積み立て投資において顕著なのですが、自分のポートフォリオの中に必ず考慮すべきものになると思います。

 

株式とETF

株式投資の場合、投資家は個別企業を選んで投資することになります。そして、株価はその企業固有の業績などの要因に左右されます。業績が良ければ、株価は上昇し、悪ければ、株価は下落してしまいます。つまり、相対的にリスクが高い金融商品であり、初心者には判断が難しいものでもあります

 

ETFの場合だと、銘柄を一つ選ぶだけで数多くの銘柄に投資した場合と同じ分散効果が得られます。例えば、日経平均型のETFを購入すると、日経平均を構成する225銘柄の株価の平均値に連動することになり、アメリカのS&P500の銘柄を購入するとIndex,S&P500を構成する500銘柄の価格の平均値に連動することになります。価格のふり幅は個別の株式よりも小さく、リスクが相対的に低くなります。ただし、日本の場合も、アメリカの場合も個別株同様、全てのETFが良いパフォーマンスを生み出しているわけではなく、しっかりとどのETFが良い結果を出しているのかを検証していきましょう。

 

個別銘柄の選択は初心者には難しいとは思いますが、不特定多数の銘柄にリスクを分散させたいという方にはETFが適しているということになります。ただ、どちらか一方を選ぶという方法ではなく、二つを織り交ぜたポートフォリオこそが実は効果的な投資戦略となります。

 

海外ETFは魅力的

日本国内の株式やETFだけだと、日本固有のリスクへの対策ができないというのは一つ難点としてあがります。例えば、東日本大震災のときは、多くの日本企業株式が売られ、株価は軒並み影響を被ることとなりました。そして、1990年代のバブル期を日本の平均株価を超えていない現実も冷静に判断する材料となるでしょう

 

ウォーレン・バフェット氏も低コストのETFを活用した国際分散投資が推奨されています。彼の遺言の中に、『10%を短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンド

に投資すべし』と入っており、この方針に従えば、管財人の長期的な運用成績は、年金ファンドであれ、機関投資家や個人投資家であれ、高い報酬を払ってファンドマネジャーを雇っている大半の投資家の成績よりも高くなると称しています。それほど、ETFを自分のポートフォリオに組み込む意味があるという事になります

 

ETFと配当金

ETFの配当は分配金と呼びます。

ETFの分配金には元本の払い戻しに相当する特別分配金はありません。

 

個別銘柄株は配当が出るように、ETFにも配当(分配金)があります。分配金を出すETFもあれば、出さないETFもあります。

分配利回りの高いETFもあれば、利回りの低いETFもあります。

分配金の頻度は、年に1回のものが大半ですが、半年・四半期・隔月のものもあります。

 

どうですか?ETFはあなたにとって魅力的でしたか?それとも?

 

株式投資を初めて行う方にとっては、最初の第一歩として非常に有効な投資信託です。是非一度、考慮してみるのもありかも知れませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
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